【目次】


【ボトルショップとは?】

オーストラリアでは、アルコールへの規制が厳しく、アルコールはボトルショップ、又はリカーストアと呼ばれる、酒屋で購入するしかない。

オーストラリアでは一般的なのだが、タスマニアでも同様、通常ホテルの下にパブがあり、ここのパブでお酒を買う事ができる。少し割高だが、バーの営業時間中買えるので、営業時間がながい。すぐにお酒が欲しいときには、ここに行けば買う事ができる。

タスマニアで御世話になるだろう、リカーストアはThirsty Camelかもしれない。にっこりと笑った、ミドルクラスのボトルショップ(酒屋)で、激安ではないが、高くはない価格帯である。うまくSALEを利用すれば、お得な事も多々ある。

【アルコールへの取り組み】

オーストラリアでアルコールの入った飲料を買ったら、後ろにある数字を確認してほしい。ビールやワインのマークの上に、1.5等の数字が記入されている。

それが、オーストラリアでのアルコールの度数の数え方で、Alcohol Proof(アルコホールプルーフ)と呼ぶ数値である。

すなわち、ビールやワインはアルコールの量が異なる為、正確にどれくらいのアルコール量を摂取したのかが分かりにくい。その為、一括して、作ったAlcohol Proofが作られた。

Standard Drinks Guide (スタンダードドリンクスガイド)

詳しくはこちらのウェブサイトから確認できる。興味のある人は要チェック。

何故かオーストラリアのビールのアルコール度数は少なく、ほとんどのビールは4.7~4.9%が中心で、5%以上の度数のビールはあまり見ない。

しかし、スタウトビールは平均として、このAlchol Proofが高いものが多く、5.7%くらいの度数がある。がつんと、黒く渋めのストロングビールを飲みたい場合は、この濃厚なスタウトはたまらない。


【お酒が飲める年齢(リーガルエイジ)】

州によって異なる事も多少あるようだが、オーストラリアは基本的には18歳から飲酒が可能である。タスマニアも例外でなく18歳からの飲酒になる。IDチェック厳しいので、購入やバーへの入場は年齢の確認できる身分証明書を持っていく必要がある。

【公共の場所での飲酒】

タスマニアの公園ではいたるところにBBQスタンドを見る事ができる。ここで、食材を持ち寄って楽しむ、野外のフリーお手軽BBQもタスマニアの醍醐味のひとつだが、公園などの野外はOutsideであり、公共の場(public)である。公共の場での飲酒は法律で禁じられているので、飲酒が見つかった場合は罰金などが課される。

ついつい日本の感覚で、野外飲酒をしていると、すごい目で周囲に見られるので気をつけよう。やはり、安全なのは家うやホテルの中、庭やテントの中だろう。野外の広々として感覚を楽しみたい場合は、キャラバンーパークがオススメだ。

テントを設置し、音楽を鳴らしたり、楽器を奏でたり、自分たちの空間を作り、BBQをしながら、思う存分お酒も飲む事ができる。そして、その日はそのままテントで気持ちよくタスマニアの大自然の中で眠りにつこう。


*公共の場所での飲酒が禁止されている理由はなんだろう?

やはり、子供の教育上の面や、人様に迷惑をかけるという部分が理由となって、禁止されているのも大きな理由である。平気でお酒を飲んでいる、オージーもいるが、法律違反であるという事をしっかりと理解して、自己責任でお酒を楽しんでほしい。

何も気にせず、外で飲みたいのであれば、やっぱりキャラバンパーク等の敷地内で、飲むのが最適。バーベキューもできるし、人目も気にしなくてすむだろう。
オージーのキャンプ好きな理由はそういったところからもあるのかもしれない。


【BYOの理念】

オーストラリアの町で見る、BYOという文字。これが何を示すかというと、

"Bring Your Own" の略称で、Bring Your Own Bottleと書かれている場所もある。

オーストラリアの法律により、お酒を出せるレストランは酒類を扱うレストランのみに、限られてしまっている。その為、小さなレストランでは、お酒を置いていない為、自分でボトルショップで買ってきて下さいという事で、BYO表示があるところもある。

お店によって、チャージを取ったり、取らないところもあるが、お誕生日やお祝いごとで、自分のワインを持ち込めるのもうれしいところ。

1人あたり、または、1テーブルに対して、BYOチャージがかかる場合もあるので、最初にお店の人に聞いて確認をしておこう。また、ワインはOKでも、ビールはダメなところもある。

BYOとわかれば、ビール持込で、美味しいご飯をおつまみに、宴会もOKだ。

*お役立ちフレーズ

- Do you charge for BYO? (BYOに料金はかかりますか?)
- Can I bring my own Beers? (ビールの持ち込みは可能ですか?)


【ビールにまつわる英語】

Six Pck *
シックスパック。六本セットのビールの事を通称(スラング)シックスパックと呼ぶ。
ちなみに、6つに割れた腹筋の事もシックスパックと呼ぶ。ケースバイケースで使い分けよう。
Booze
ブーズ。 アルコール飲料の事を総称(スラング) して、ブーズと呼ぶ。トゥーマッチブーズは体に良くないので、気をつけよう。若者20代~30代が好んで使う傾向がある。田舎の人やお年寄りはわからないかもしれない。

【地元のビール対決】

タスマニアは素晴らしい、水質に恵まれている為、美味しいビールが出来る産地でも知られている。もちろん、ビール工場見学は、人気の観光コースのひとつである。

地ビールは、観光スポットを行くと、様々な種類を見かけるが、2大タスマニアビールといえば、南の都市、ホバートのカスケードと北の都市、ロンセストンのジェームズ・ボーグだ。

住所:140 Cascade Rd, South Hobart Tasmania 7004, Australia
TEL: 03 6224 1117

住所:39 William Street, Launceston Tasmania 7250, Australia
TEL: 03 6332 6300

【地ビール巡り】

上記の、カスケードとジェームズボーグに負けまいと、小さな地ビール会社も元気なタスマニア。
観光名所でおなじみの、ワイングラスベイ周辺、東海岸にも地ビール会社がある。



やっぱり、水が美味しいところには、美味しいビールが産まれるものなのだろうか?そんな、マニアックな地ビール会社巡りも、楽しみのひとつだ!


【安すぎるボックスワイン】

意外にお酒が高いオーストラリア。特に、ウイスキーやテキーラなどのスピリッツ系は異常に値段が高い。反面、オーストラリア産のワインは味も良いし、安くて飲みやすい。

それだけでも、十分なのだが、さらに安いワインとして、ボックス(箱)ワインがある。これが、また約$12程度で4Lのワインが買えてしまうのだ。

ここので、アルコールプルーフを計算すると、ビールを6本($12)買った場合で9.この箱ワインは1本で38だ。酔う為におるような酒なので、飲みすぎに十分に気をつけてほしい。この箱の中には、袋が入っており、ワインを飲み終わったらそれを膨らますと枕のような形になる。

Shiraz, Classic Red, Marlot, Sauvignonなど、ワインと同じにいろいろな味が楽しめる。

【ワイナリーツアー】

天候が良く、お水が美味しく、ブドウの産地であるならば、ワイナリーがないわけがない。

タスマニアのワイナリーは各地に点在しており、農業で仕事をする事も可能である。
ホバート近郊で、ブドウやリンゴ、チェリーなどの産地で有名な、ヒュオンヴィルでは、Taste of the Huonと呼ばれるワインフェスティバルも開催される。


もちろん、各地へのワイナリーツアーも人気なので、インフォメーションセンターで聞いて、予約してみるのも良い。


【バンダバーグの逸話】

タスマニアとは、離れてクイーンズランド州のバンダバーグで作られているお酒にバンダバーグラムというものがある。

日本では輸入規制がかかており、輸入禁止物が入っていて、人間を凶暴にしてしまうなどの話もある。オーストラリアではどこにいっても人気のラムだが、こればっかり飲んでいる怪しげな人がいたら、少し気をつけたほうが良いかも。どちらにしろ、飲みすぎていたらアル中に違いないのだから。


【お酒と治安】

タスマニアなどの、田舎にいけば行くほど、やはり何もないという環境から、アルコール中毒になりやすい人たちも多い。

旅人やバックパッカーのアル中も多いし、農業や鉱業、漁業に従事している人は、夕方前には仕事が終わり、お酒を飲んでいる人も多い。

全員がアルコール中毒とは限らないが、凶暴な人や人種差別をする人も中にはいる。カチンとする事を言われても、こういった人たちには極力関わらないようにするのが、平和に暮らすコツでもある。

夜の街は10時を過ぎれば、田舎は外出をしないほうが安全であるというのもあながち嘘ではない。こういったのどかすぎる環境が、逆に酒浸りになっしまう現状を作りだす事もある。

酔っ払って、バーに行こうとしていて、テンションが高いイギリス人が、人種差別で、いきなりバーで殴られていたりする。自分の地元でないところで、ハメを外す行為をしていたら、何が起こるかわからないので、十分に気をつけよう。


【アルコールはドラッグであるという事】

アルコール類というものは、タバコと同様で、依存性と中毒性がある為、合法の薬物、ドラッグとしての扱いとなっている事を、事前に理解しておくと良いと思う。

タバコやお酒を飲んでいる人は多いけれども、度が過ぎると、病人としての扱いになってしまう。
逆に言えば、中毒症状から逃れられない人達やアルコールに依存している人たちには、病院やコミュニティなどで、地域センター等が手助けをしてくれている場合もあるので、困ったときは自分で抱え込むのではなく、相談してみるのも大事である。


Photo by Kodai

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