注文のコツ


【目次】

-レストランに入る
-食事を注文する
-服装について
-どんな料理かわからない場合
-お持ち帰りについて(Eat inとTake away)
-BYOについて
-お酒の注文
-ベジタリアンの方へ
-外食産業について

【レストランに入る】

タスマニアに限らず、オーストラリアの多くのレストランでみなさんを待っています。日本食レストランに限らず、まずはレストランに入ってみる事が大事!もし、メニューを見たり、値段をチェックしたいだけであれば、

Can I see the menu please? と聞いてみよう。

レストランに入る事になったら、まずは席を案内される。大体は注文をとりにすぐ来るけれども、なかなかこない場合は、

Excuse me? Can we(I) order now? と笑顔で聞こう

*ここで、笑顔はとても重要。その後のサービスにもかかわってくるかも。日本のように、"お客様は神様です"のような習慣はない。相手も自分も気持ちよく食事をするには、いらっとせず笑顔が大事だ!

【服装について】

ちょっと素敵なレストランでも、カジュアルスタイルが多いのがオーストラリア。まずは、周りの空気を伺って、どんな格好で食べにきているかをチェックしよう。 

よほど高級なレストランでない限りは、カジュアルで問題ないが、さすがに水着のままやビーチサンダルのままだと、浮いてしまうだろう。女性の場合は問題ないが、ジェントルマンである男性は、なるべく靴をはき、胸を張ってレストランに入ってみようTPOに合わせて、とはまさにこのことである。

【どんな料理かわからない場合】

さぁ、さて食事を注文するにあたって、メニューを開いてみた。すると、さっぱりわからないメニューばかり並んでいる。
そんな時は、メニューに指をさして、

"Excuse me? What kind of food is this?"と聞いてみよう。

相手が言っている事がわからないかもしれないが、英語を勉強する姿勢や理解しようとする姿勢があれば、相手も丁寧に教えてくれる。また極端な話、いくつか気になる食べ物をピックして、これは何?これは?と聞いてもいいと思う。

ずっとメニューがわからず、待っているよりは店員さんも聞いてくれたほうが安心するはずである。逆に混み合っている場合は聞く回数を減らすなり、常識の範囲内で気をきかせよう。


【お持ち帰りについて】

"Eat in"と"Take away" すでに、オーストラリアにいる人は見た事がある言葉かもしれないが、オーストラリアでは、お持ち帰りの事を"Eat in"(イートイン)と呼び、店内で食事をする場合は"Take away"(テイクアウェイ)という。

北米では、お持ち帰りをする場合は"To go"(トゥーゴー)で、店内で食べる場合は"For here"(フォーヒア)と言う。

よく、テレビCMや某ゲームソフトで、正しい表現は "To go Please"です。と、言ってたりするが、それは、正しいアメリカ英語の表現であって、正式な英語イギリス英語では、

"Eat in"と"Take away"となる。

またパブやホテルのハンバーガー屋さんや普通のレストランでも積極的にTake awayをしているところは多いので、一人で食事するのが苦手な人は、Take awayでご飯を持ち帰って家で食べたり、公園でお日様の下でもぐもぐするのも素敵な一日だ。

【BYOについて】

"BYO"という看板は、オーストラリアのあちこちのレストランで見る事ができる。これは、"Bring Your Own"の略で、自分のお酒を持って来ていいよ!ということである。

大きめなレストランや高級レストランはお酒を取り扱いするライセンスを持っていて、お酒を販売できるのだが、そうでない小・中規模のレストランでは、このライセンスを持っていない事が多い。そういう場合は、近くにあるBottle Shop(ボトルショップ)にて、ビールやワインを買ってきて、持ち込む事ができるのだ。

特に小さなタイ料理屋さんやインド料理屋さんなど、アジア系の食堂は扱ってない事も多い。やっぱりビールと一緒の食べたいという人は近くで買ってきてBYOしよう。値段も安くすむし、お得度も高い。レストランによっては、BYOはワインオンリーだったり、ビール一本に付き$1やテーブル、人数ひとりあたりで、若干料金を取られる事があるので、事前に確認しよう。

【お酒の注文】

お酒を注文する場合、あまりのワインの種類やビールの種類で困った事はないだろうか?

ワインを本格的に飲みたい場合は、テイスティングも可能だし、この食事に合うものは何ですか?と聞いてみるのが一番早いかもしれない。

また、生ビールが飲みたいのに、ボトルのビールが出てきてしまった経験はないだろうか?
そんな時は、最初に

"What kind of beers do you have on tap?"

と聞いてみよう。生ビールは英語で、"Tap beer"(タップ ビア)である。上の質問は、生で飲めるビールは何を置いていますか?という質問。ここで、出てきたビールは生ビールを置いているのである。いつもは、ボトルや缶でしか飲まないビールを生で飲んでみると格別な味がするはずだ。いつも缶で飲んでおいしくない!と思っている方は、ぜひTap Beerで同じものを試してほしい

タスマニアのカスケードも生で飲むと味も香りも全然違う。

【ベジタリアンの方へ】

ベジタリアン文化はオーストラリアにも根付いており、もし肉が入っていない食べものを注文する場合、

"Do you have Vegetarian menu?" と聞いてみよう。

ベジバーガーや肉を豆腐でアレンジした食事もあるし、ベジタリアン使用に変更する事ができる。
またベジタリアンでなくても、肉や魚以外で野菜だけの食事をしたいだけなどは、私はベジタリアンですが・・・、と言ってしまったほうが英語が苦手な場合、余計な誤解や間違いを防ぐ事ができてよいと思う。

【外食産業について】

タスマニアについて、気づく方も気づかない方もいると思うが、オーストラリアの外食産業には日本のように、アメリカの外食用レストランを見る事はない。

たとえば、マクドナルドやKFC、スターバックスコーヒーもほとんど見かける事がなく、バーガーキングに至っては、Hungry Jack's(ハングリージャックス)と名前を変えている。よく日本人の若者や留学生が口にしている"ハンジャ"というのは、このハングリージャックスの略である。決して、若手のお笑い芸人ではない。

これは、オーストラリアの国内のブランドやレストランを守る為であり、オーストラリア人がアメリカ産業の進出を毛嫌いしている部分が垣間見られると同時に愛国心の表れでもある。

特にタスマニアでは、ほとんどの食材が現地タスマニアで取れているものを使って料理をしている。お肉、お魚、お野菜、すべて、タスマニア産なら新鮮で健康によいし、地元の活性化にもつながる。

この気持ちを忘れずに、タスマニアに来たならば"地産地消"を心がけよう。

Photo by Mr & Mrs Sticky fingers(CC)

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